睡眠
カフェインを摂取するタイミングと眠りの関係

コーヒーは好きですか? 朝 1 杯のコーヒーは、1 日のはじまりにアタマをスッキリとさせてくれます。「コーヒー」と「朝」が深く結び付いていることには理由があります。コーヒーには、脳を覚醒させる興奮作用があるのです。朝 1 杯のコーヒーを飲まなければ 1 日が始まらないと考えている人は数多くいます。
もっとカフェインへの依存度が高い人であれば、午後のだるさを消し去るために午後のコーヒーも欠かせないと言うかも知れません。しかし、1 日の終わりに近い時間にカフェインを摂取することは、夜の眠りに悪影響を与える可能性があります。私たちの身体がカフェインを分解するまでには 6 時間が必要です。このため、寝る前の 6 時間以内にカフェインを摂取すると、眠りに入るまではもちろん、眠りの持続性にも影響があります。
カフェインが含まれている飲食物はコーヒーだけではないので、注意が必要です。カフェインは紅茶や緑茶、チョコレート、ソーダ、痛み止めの市販薬などにも含まれています。
1 日の終わりにコーヒーを飲みたいと思ったら、コーヒーの替わりに以下を試してみてください。
- 氷を入れた冷たい水
- ペパーミント ティー
- ハイビスカス ティー
- スムージー
すぐにはコーヒーを飲む習慣をやめられない場合は、まずはランチの後のドリンクをノンカフェイン飲料に替えることから始めましょう。コーヒーの香りを嗅ぐことで脳をだましてスッキリとさせる方法もあります。
レファレンス:
- Roehrs, T., & Roth, T. (2008). Caffeine: sleep and daytime sleepiness. Sleep Medicine Reviews, 12(2), 153–162. doi: https://doi.org/10.1016/j.smrv...